醜いアヒルの子

お題「大好きな絵本は何ですか?」

私は「醜いアヒルの子」が絵本の中で好きです

「絵本」というよりかは「作品」として好きかもしれません

ざっくりと内容を説明します

ヒルの一家として生まれた白鳥の子は容姿のせいで兄弟や親戚から「七面鳥の子供!」「醜いアヒルの子!」などとひどいいじめをうけ、その環境に耐えられずついに家出をすることになります

しかし、その旅路の中でも猟犬に追いかけられたり、人間に見つかったり、寒さにこごえたりとハプニング続きでした

時は過ぎ、自身も大人の様相となった頃

池を優雅に泳ぐ白鳥から「仲間じゃないか!こっちにおいでよ」一瞬戸惑いましたが自分も行ってみることにします

その時でした、ふと水面を見るとそこには一匹の白鳥の姿があったのです

自身が白鳥であったことを認識したとたん、みるみると自信がみなぎっていき白鳥の仲間たちと大きな羽を広げ飛んでいきました

初めてこの物語を読んだ小学生の時の自分には「ふ~ん」としか思いませんでしたが

改めて高校生として読んでみると、少しだけ言わんとしていることが理解できるようになった気がしました

新たな気づきとはすなわち「人間が生きる社会にも同じことがいえる」ということです

自身の個性が「みんな」の存在から排除される原因となるが、紆余曲折の日々を経た先には自分を必要とする場所が必ずあることに気づく

「醜いアヒルの子」は私の人生の形にもマッチしているとこがあったのでより好きになりました

子供の時に読んだことがあるという方でも、改めて読んでみると新たな発見をすることができると思うので、ぜひ読んでみてください

以上、私が大好きな絵本でした!